2012年10月27日土曜日

Happy Together vol.17






Happy Together vol.17















"…ジョンウン"





光が、綺麗だ。


久しぶりの、快晴。
それも曇りから、少しずつ、少しずつ晴れて来て光線が雲を割り
やっと温かい陽射しが空を満たした。




俺は雲が好きで、ずっと見ていたって飽きないと思っている。


むしろ、雲を見ていると体が地上から乖離して行くようで。


静かな、静かな気持になる。


そして心が空にポカン、と浮かんだら
思い切り空の空気を肺に溜めて、叫ぶ。


とても気持ちがいい。


でも、稀に一人は淋しいなとふと感じる事もあって。


そんな時は、この弛んだ重い雲を
眩い光が散らしてしまわないかな、と期待する。


光。


光みたいな、歌声を持つあいつが
この静寂を破らないかな。


そう思う。


今も、重い雲と俺の心は遠い空に浮かんでいた。

そして、願った様に光りは満ちて。

眩しくて、真っ直ぐに目も、耳も向けられない程の。


後は、もうすぐ。


———そばには、きっと。


その光の声で飛翔して、隣で俺に微笑みかけてくれる。

———それは、リョ…



「ジョンウンヒョン!!!」



バシーーン!!!という効果音とと共にイェソンは軽いめまいを感じた。

空では無くて頭の中に光がチカチカと点滅する。


———リョウク。


ああ、ちょっぴりヒステリックな、俺の光。


「イェソンヒョンって呼べって言っただろ…」


イェソンは、雑誌で叩かれた後頭部をさすりながら、何度か瞬きをする。


「雲ばっかり見てるからだよ!何度呼んだら気付くの!"イェソン"には
全く見えないっ。全くもう…!」

「ほら、お客様いらっしゃってるよ!」


リョウクは、白い店内の窓から空ばかり見ていて客に気づかないイェソンに見兼ね
店内に乱入したのであった。

焦って接客を始めるイェソンを見ながらリョウクは小さく頭をふると
カレンダーに何気無く目をやる。

早いな。

いつの間にか、桜の咲く季節が終わったかと思ったらもう夏の方が近い。


リョウクは、なんとなく疲れが溜まっている気がして
頼りない程に細い、自分の肩を軽く揉んだ。


そうしながらも、今日の日付の所に何か小さく予定のメモが書いてある事に
気付いたが、よく見えなくて目を細める。

そしてふと、リョウクは思い立ち
伸びた長めの前髪を耳にかけて、レジスターの1番そばの売り物のメガネを手に取った。


オシャレな眼鏡…。

僕にはこういうのは似合わないだろうな。


そう思いながらもかけてみようとした瞬間、ふわりと手の中の眼鏡を奪われる。


「…失礼します。」
耳元で低くて、気持ちのいい声が囁く。


次の瞬間突然視界がクリアになり、リョウクの目の前には
中腰で屈み込み、唇の片端を上げて笑う店員が居た。


「いかがですか?お客様。」


いつの間にかかけられた眼鏡の位置を、更に調整すべく
イェソンがリョウクの耳元に手を伸ばす。


「い…」


「似合ってるぞ。それ試着用に弱い度が入ってる。見えるか?」


また、イェソンがリョウクの長い前髪を眼鏡からよけるように
人差し指で優しく払った。


「もし気に入ったなら、それやる。」
切れ長の目を更に細くして、イェソンが微笑む。

「い…いい、いらないよ!ヒョンの毛穴まではっきり見えて微妙!」
リョウクはつい、気恥ずかしさを誤摩化してしまった。

「なっ、お、お前!俺は肌には自信があってだな!!」


2人がいつもの様に喧嘩を始めようとした時
店のドアがキイ、と音を立てて開く。


甘ったるい香りが…ふと二人の鼻をついた。


「…おはよ。なに?また喧嘩ごっこでもしてるの。」


訪問者は生意気な口調で目を細め、口を開く。


イェソンが人懐っこく笑い、手を広げた。
「キュヒョナ、早かったな!」


ああ、とリョウクは思い出した。



今日は僕とイェソンヒョンとキュヒョンで、歌を録る日だった——。







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午前7:00
江南の高級高層ホテル。


外は重い雲が立ちこめ、薄暗い空がまだ朝じゃないと
訴えているようだった。




———ヒョクチェが目を開くと、そこにはあまりに整った美しい顔が眠っている。

空気が冷たいのに、自分はとても温かい。

シウォンは、まるで宝物でも抱いているみたいに
包み込むようにヒョクチェを腕の中に抱きしめたまま眠っていた。

背中に添えられた大きな手が、ヒョクチェの動きに反応して
子供をあやすように動く。


甘い、香り。


体の奥を刺激する、甘い、疼き。


”———抱かない。”


昨晩シウォンはそう言った。

安心すると同時に、少し拍子抜けした。

そしたら、感情の蓋が、ぽろりと外れた。

昨日突然起きた出来事を思い出すと、まだ、震える。



体の半分を、失った様な。

心の半分を、一緒にもぎ取られた様な、痛み。



追いかけたら、きっともっと傷つけていた。

応えられるはずも無いのに、応えられたとしても、それは————


シウォンの顔を、ちらりと見やる。

初めて覚えた、奇妙な感情。

サディスティックな、恍惚感。

こんな俺を、愛していると言う、この美しい彫刻の様な男への。




これは、何だろう。




腕を解いて、ベッドから出ようとしてみる。

でもその強い腕は俺を放してはくれなくて。

シウォンの腕は、更に強くヒョクチェを捕えた。



せめて寝返りを打って、ヒョクチェはシウォンに背を向けてみる。

シウォンが目覚めた様な、そんな気配がした。



「…ヒョクチェ?」


「手、放せよ。」


シウォンが、小さく欠伸をしてヒョクチェを宥めるように優しく抱き直す。


「…ん、駄目だ。もうちょっとここにいなさい。」


寝起きの、いつもより低い声で、囁く。


ヒョクチェは胸が痛い程にざわめくのを感じた。
体中の血管が沸騰する様な。


「噛み付くぞ。」


「駄目。」


「やだ。」


「仕方が無いな…」


シウォンが大きく一度伸びをして、ふっと笑った声が聞こえたかと思うと
ヒョクチェを簡単に転がして上から組み伏せた。


「ちょっ…」


シウォンは、くっと篭った笑いを漏らした。


「これで動けない。」


「シウォン!!」


「まだ出て行かないというまでこのままだ。」


「馬鹿!!重いんだよ!」


「そうだろう。早く観念しなさい…」


まだ眠そうな、バスローブを来た寝起きのシウォンの熱い肌が
ヒョクチェのシャツ越しに伝わる。


「あーーーっ!」


ヒョクチェは、どうにかシウォンから逃れようとジタバタともがく。

しかしシウォンは放すどころか更にきつく抱きしめて、くすくすと笑った。

そして、目を開けて真っすぐにヒョクチェの目を見つめる。


「ヒョクチェ、温かい…」


「はぁ?」


「温かいよ。目が覚めて、こんなに安心するのは初めてだ…」


「なんだよ…それ」


「君には暑苦しいかもしれないが、俺は幸せ過ぎてどうにかなりそうだ。」


「…あんたずるいよ、やっぱ…」


「そうだと言ったろう?」


「シウォン」


「なんだい」


ん?と半開きの優しい目を向けたシウォンの顔を、ヒョクチェは両手で捕える。


そして、その薄目の綺麗な上唇に、噛み付いた。


「ヒョク…」


「おいしい」


「…痛い。」


ヒョクチェが、猫の様な目をする。


「餌の時間なんだよね。」


「悪い猫だ。」


「…ちょっと足りないんだけど。」


ヒョクチェがピンク色の舌を少し出して、頂戴、という目をした。

シウォンは無言でその舌に舌を絡ませると暫くそれを楽しんで
深く唇を合わせると、吐息をも貪った。





————ヒョクチェは、自分の本能だけを感じる。

思考なんて、どうでもいい話だ。

理性なんて、今は必要無い。

ここに居るのは、ライオンとただの猫なんだろ。

本能で求め合って何か悪い?

睡眠欲、食欲、性欲。

体が、この男でそれらを満たしてしまいたいと暴れてる。




愛なんて、ただの理性だ。

愛してるなんて言うのは俺には分からない。

愛してるなんて言葉で表せないのが本能と理性の間にある。

理性に頼るなら、多分俺はドンヘを愛してる。

シウォンを愛してる。かもしれない。

でもそんなのはただの脳みそがはじき出した記号だ。



信じない。


理解出来ない。


表現が出来ない。



理性と本能の間の凶悪な何かが、この男を支配したいって、思わせる。

体が動く、いつだってそうだ。

俺の足りない理性と、知性の代わりに、手が、足が、唇が、目が。


動く————。



ヒョクチェはひとしきりシウォンのキスを味わうと、隙の出来た一瞬に

身を翻してベッドから滑り出た。


やられた、という顔をしてシウォンが苦笑いでヒョクチェを横目で見る。

ヒョクチェは、首をポキポキと鳴らしながら一回転させると

嬉しそうに笑って「ごちそうさま」と言った。



シウォンは改めて、敵わない、と思った。

本能の侭に動き回るヒョクチェ。

そこに愛があるのかどうかは分からない。

だがしかし、確固たるヒョクチェの純粋性は未だ失われなくて。

それは全て、瞳が語る。

昨日あんなにも泣いた瞳で、今日は強がって同情を拒む。

愛なんて分からないと言った口で、こんなにも情動を貪る。



——酷く、魅力的だ。



唇に残った、ヒョクチェの甘い唾液を舐めとると
シウォンは甘酸っぱい胸の痛みを感じた。


「朝食を準備しよう。」


それを誤摩化すように、自分に使命を課す。


「うん、俺なんか買って来ようか」
ヒョクチェが生来の生真面目さを、ちらつかせる。


どれが、今の本当のヒョクチェの心だ?


「いや、大丈夫。俺が———」


フロントに電話する、そう言おうとしてベッドから降りようとして
床に足をついた瞬間。


猛烈な激痛がシウォンの脹脛から太ももへと走った。


「っ————!!」


「シウォン?」


床に跪く様にして、シウォンが体を折り崩れる。

ヒョクチェは動揺して、シウォンの傍に走り寄り、体を抱き起こす。

シウォンの美しい額に、汗が一筋流れ落ちたのを、ヒョクチェの目は捉える。

痛みに眉を顰め、言葉を失っているシウォンに愕然とした。


「どうしよう、俺、救急車———」

「ヒョクチェ、…大丈夫、ちょっと携帯を取ってもらえないか…」


顔面を蒼白にして狼狽えるヒョクチェの頬に縋り、シウォンが苦しそうに言った。

シウォンに携帯を渡すと、どこだかに電話をかけて車を手配した様だった。


「シウォン、ベッドに戻ろう。ていうか、どうしたんだよ…」


「ああ…ちょっと手伝ってもらえるかい」


「うん、ほら」


「っあ…!く…」


少し動くと、猛烈に痛いようだった。

本当に痛そうだ。

突然どうして——。

ヒョクチェはシウォンの体を支えて、ベッドに戻すと痛がっている箇所を確認する。

滑らかなブロンズの様な内臑から腿への肌が、一部赤く、腫れ上がっていた。


「これ——もしかして」


「ああ…でも大丈夫だから。心配するんじゃない。」


「俺——」


ヒョクチェの顔が歪んで、泣きそうな表情になる。

屋根から落ちたヒョクチェを抱きとめた時から、少しだけ痛んでいた脚。

シウォンも、まさかこんなに酷くなるとは思っていなかった。

痛みを我慢して、不安に肩を縮めるヒョクチェを抱き寄せる。


「大丈夫だ。」


「でも」


「キスしてくれたら、少しは和らぐかな。」

敢えて、シウォンは冗談めかしてそう笑ってみせる。


「どのくらいで車、来んの…」


「10分くらいだな。」


「俺も一緒に病院行く。」


「大丈夫だ、ヒョクチェ。君は家に帰らないと。」


「やだ。」


「やだよ。」


ヒョクチェが繰り返す。


「…結果を聞いたら、すぐに帰りなさい、いいね?」


シウォンは、これは言っても聞かないなと判断して、そう提案した。


うん、とヒョクチェは頷いて、シウォンの隣で肩を落とす。


「…ほら。おいで。」


シウォンは、余りの可愛らしさに痛みすら忘れそうだった。


片腕を広げてヒョクチェを呼んでみる。


ヒョクチェは傷んでいる場所を伺いながら、素直にシウォンに体を寄せた。



ヒョクチェは、シウォンの体に腕を回す。

沢山の不安がヒョクチェを埋め尽くしているのだろう。

いつの間にか、まるで借りて来た猫の様に大人しくなっている。



———シウォンはヒョクチェのそんな様子を眺めて、

痛みよりも愛おしさから溢れ出てくる微笑みを、止められなかった。






To be continued...





※通勤中に書き溜めていたものを取り急ぎアップ!
シウォンさんって、猛烈に人を抱きしめて寝ちゃう癖が有るんですよね。
レラ様がそれを嫌がって同室を逃げ出した過去あり。(笑)
明日続きをアップ出来たらなーと考えてます!煮え切らない終わりですみません(^^;)
ハロウィンパーティへと行ってきます。シウォンコスでも計画すれば良かった。
それってダビデ像みたいな感じですよね…公然猥褻…






2012年10月26日金曜日

【徒然】ウォンヒョク観察記







どうも皆様こんばんは!ガチホ♥のシウォ…いえ、ガチ腐女子のKatieです^^

書きたくてずっと、堆積する程に溜めていた…
様々なウォンヒョクな事項をまとめて一挙公開させて頂きとうございます。

ウォンヒョクのガッチガチペン的などうしようもない観点からのお話ですので
どうか皆様ひいてしまわないで下さいませ!(切実

心の広い方以外は…多分回れ右がきっといいと思うんです…!
妄想爆発しすぎちゃって、絶対書きながら酷くあらぶるので( ´。`)


まず、先日も記事を書いたJakartaのOops!の時の模様をおさらい。


この時シウォンは言いました。
”I love you baby”と。
ウニョクはそれに対して、言いました。
”Terima kasih”と。

…私はこの、”Terima kasih”が大変気になりました。
ホモ好き妖怪の第六感ですね。
「ありがとう」直訳すれば、そう言った意味でございます。

いや、しかし、これは何かあるな!と。
裏の意味合いを、感じたのです…!
そして…ついに見つけました。

インドネシア語の「terima kasih」は「kasih(愛)」を
「terima(「受け取る)」という意味です。

terima = 受けとる
kasih = 愛、愛情
つまりterima kasih=「あなたの愛情を受け取りました。」

「あなたの愛情を受け取りました。」

という事です。”






……(^ω^ )

大事な事なので二回言いました!


ヒョクチェさんは…実はああ見えて、とっても成績優秀、頭脳明晰な方で
中学の時の全国模試なんてかなり上位に入っていた方なんでございます。

知らないはずが無かろうて!!
しかも得意のインドネシア語。

英語で聞かれたんだから、Thank youって言えば良いじゃないか?ん?
カンサハンニダァって言えば良いじゃないか…
ジャカルタだからって、別にコマウォヨーでもいいんだよう
むしろ、突き飛ばしても良いじゃないか!

なんで、なんでこのワードを選んだんだい、ん?

言ってご覧よ…!!ハァハァ

あっ

すいません。

読者の方々のいらっしゃる前で…はしたないですね。
自重致します!
ああ、もう書き切った感が…いえいえ、まだ書きたいのです。



はい、これはアレです。

例の、シウォンさんゲイ専用ジム事件。

はしょってお伝えすると、中国のある地域のゲイ様専用ジムにシウォンさんが
男漁りにトレーニングに行かれた際に、気付かずに一時間過ごしてしまったと…。

トレーナーに激しくボディータッチをされながら、周りはざわめいて
「やだ!!いい男!胸筋に触りたい!」(記事内に本当に書いてあるんです)
となっているのに、一時間もそこで過ごしたと。

ふーーん…(^ω^ )

気付くよ。
普通!(小声)

私は、思うのです。

マネージャーが耳打ちして慌てて出て来たとありますが、その内容は
「シウォン、ここゲイ専用ジムだよ!」ではなくて
「シウォン!やばいよパパラッツィされてるってばよ!」であったんではないかと。

ええ…。

おかしいなと思ったんです…////////



Fashion界きってのドルガバお姉さま達と仲良しみたいで、パーティでも凄くヒャッホー
だったみたいですし


ゲイの伝導師、もしくはガンダルフ、ことカールさんともこんなだし… 


こんなゲイ雑誌みたいな写真をカールさん直々に撮って頂いている始末ですし…。

18禁ハードゲイ雑誌かと思って、ページ、パタン…ですよ…。

Fashion界でこういう方々と繋がるのはきっと、きっと同じセクシャリティの強みですよね!
(わたくし、元々ファッション業界でデザイナーやっておりましたゆえ…こういう事情にはめざといんですからね!)

嗚呼、さすが我らが紳士。

女に興味が無さそうNo.1というだけありました。


無さそうっていうか、無かった。


昔バラエティで、強心臓でしたでしょうか?

好みの女性のタイプの話とかがよくメンバーに振られてたんですけど
シウォンさんが常に興味無さそうで適当な解答ばかりするものだから
それ以降のそういう話題の時は、シウォンさんには好みの男性のタイプ
を聞く事にしました。BY司会

みたいなエピソードありましたよね。
何の番組でしたっけ…覚えている方情報ジュセヨ―。


はい次!



じゃーん!

ガンナムKpop festivalの追加情報です。
これはお帰りになられているシウォンさんですね。

助手席からの風景でございます。

…ヒョク?
ヒョクかな?ねえ!この写真を撮ったのはウニョクで間違いないですか??涙


見えへん…!!
助手席が見えない!

でも、この角度、運転中、自分で撮れるわけない!
これまでに助手席率から言ってウニョクだと私は踏んでるんですが
誰か知りませんかね?
中国エルフちゃんからの写真なんですが、帰り道、エルフが少なかったので
写真撮ってみた云々っていう内容とともに上がった写真です。


色調調整した一枚をどうぞ。

ま、まぶ…しい…

蕩けてしまいそうです。

こんな表情引き出せるのは、危険な子猫ちゃんだけ…ですよね…?
嗚呼、また一本小説がかけてしまいそう。

本当に本当に、神々しい程に美しい方ですね。チェ・シウォン…。

では続けて、その美しさに触れてみましょう。
子馬時代からです。




なんでしょう、これ?(^ω^ )
隣のイケメン!!
内容は各々調べて頂くとして、なんて美しいんだろう…とKatieは禿げました。
恥ずかしながらこれは初見でした。

こんなに美しい少年、ビョルン・アンドレセン以来です。(ベニスに死すの)
犯罪でしょう…

女装した少年時代ではドンへさんも負けてはいませんが


(卒倒級の可愛さですね、ドンへさん。)
 シウォンさんだって負けていなかった…!!
という、それだけの話でした。
うん、負けてない。
このまま国宝に認定されてもおかしくないレベルの美しさです。
本当にお母様に似ていらっしゃる…


しまった!完全にウォンヒョクではなくてシウォン祭が始まってしまっていました。
いけませんね。
気を取り直してウォンヒョク行きましょう。


先日も載せましたが、7周年の時のご様子。
美しいゲイ模様です。

ああーーーっ!
美しい!
これはGSコンサートから。
この日のヒョクさんは完璧でしたね。やらしさが。
なんだかよく分からないフェロモン?エロモン?が駄々漏れでした。

いきなり大人になってた。
ヒョクが。


安定のラブラブだったんでしたが、ウネも勿論可愛かった!


一番焼き付いて離れないのがこれ…↓
サムネ何これ。
シウォンさんなにACHAー!ってなってんですか。



ウニョクのスーパーセクシーダンス。これラップダンスですよね?
(※RapじゃなくてLap、男性のお膝元で踊るとされている誘惑ダンスの一種)
シウォンさんがマイクキープして、ヒョクのダンスが始まるんですが
皆お疲れであんまり見ていない。

後ろから、皆の前に出て踊るヒョクの後ろ姿を見る程度。

そんな中シウォンさんは後ろの大画面を振り返ってヒョクの正面からの
エロビームをこの一身に受けん!!とがん見。
振り返っては生のダンスも確認。
そして大画面でニヤリータ。

貴方だけだよ。

そんなにヒョクのダンスを舐めるようにがん見しているのは!
ヒョク大好きドンちゃんすらログアウトしていたのに…。

まあ、お口におリボンくわえてるんだもん。見たいですよね。

今後の参考にしようって所だったんでしょうね。

みなさーん、猿ぐつわヒョクを、待っていてください!裏で書きたいです!
GSの、異常にエロいシウォンさんとウニョクさんを、皆様もう一度
そういう目でご覧下さると楽しいかと思います…よ…





こんなに可愛くて美味しそうなヒョクチェを



いただきまーーす!!
しちゃうシウォンさん。
そういった二人が浮き彫りになる事、確実ですね。







こういう安定のカップルっぷり、話の途中に無意味に目を合わせ合うとか
笑って顔を伺い合うとか。
そういう萌え。
突然流れを無視してこういう事する二人が好き。

こちらは、それが言いたかっただけの堆積していた画像。


これもその類いなんですが、ウニョクを挟んでウニョクにちょっかい出し合って
i love you攻撃のシヘ。
これは妄想そのままの図過ぎて、皆様にシェアしたかった次第です。
シウォンさんに至ってはウニョクに突然
「i love you, i  need you, i want you!!」
と言います。
本音が漏れ出し過ぎていて心配になりました。

はぁはぁ…疲れた…

そんなこんなで、溜めに溜めていた呟き事項でした!

ちなみに皆様にお伺いしたいのですが、このサイトのGIF動画って
再生されていますか?
制止画になってしまって居たら、勿体ないなあと、対処を考えようと
思っている所です♥

下にPLYのGIFを貼っておきますので、お時間がある方は見れるよ、見れないよ!
とコメント頂ければ嬉しい次第です。






ああ、早くフルの映像公開されないかしら〜
ウニョクが美し過ぎて貧血余裕ですね。


うう、では皆様、そろそろお別れの時間でございます。
眠くて目蓋がくっついてきました。

ヨロブン、ここまでお付き合い頂いて本当に有り難うございました。
どうしようもない戯れ事ばかりですが、どうぞお許し下さいませ!


ではでは、have a good dream,good night beautiful world!


17話、近日中にUP致します♪
おやすみなさーい!






(このブログは個人で楽しむのものでありサイトで使用させていただいている画像等の著作権・肖像権はその所有者に帰属しています)






2012年10月21日日曜日

Happy Together vol.16







Happy Together vol.16









俺の名前は、イ・ヒョクチェ。

趣味はダンス。

特技もダンス。

夢は———ダンサー。


恋人、は、えーと、まあ、ダンス。

親友は、イ・ドンへ。

大事なものは、家族と、友達。

至ってシンプルな、人間だと思う。


笑うのが好きだ。
美味しいものも大好き。
あ、特にイチゴ牛乳が好き。


皆と笑って生きて行きたい。
皆で幸せになれたら、と思う。


特に欲しいものなんてないよ。


でも、それってさ、欲しいものに出会っていなかっただけなのかな。


————気付いてなかった、だけなのかな。











==============================












「っぶえくしょん!!」






ヒョクチェは、湯船の中で、盛大なくしゃみをした。


あの後、シウォンがまたスーパーマンみたいに助けに来て、気がついたら
シウォンのホテルに戻って来ていた。



暫く優しく抱きしめてくれて、見ないから、といいながら服を脱がせてくれて
風呂に入れてくれた。


こんな豪華な風呂に入るのは初めてだ。



シウォンは、ちょっと温まってなさいと、先生みたいに言い残して部屋に戻って行った。



俺は、我に返ってからは現実に起きた色んな事に頭が追いつけなくて
湯船で今、ぼーっとしている。



唇がヒリヒリする。



痛い所に指で触れてみると、ピリッと電流みたいに痛みが走って思わず声が出る。



「いっ…て!!」


ガタッ!!と風呂の外で物音がして、一瞬の後にシウォンが風呂場に飛び込んで来た。


「どうしたヒョクチェ」


「え…別になんでも」


「今、痛いって聞こえたぞ。どこが痛い?」


「ちょっと口が痛かっただけだよ。大丈夫だって。」


シウォンがふうっと息をついて一旦戻り、今度は手にティーポットを持って入って来た。

なんと呼ぶのか分からないけど、充分な広さのある豪華な浴槽のふちに
シウォンはそっとポットを載せたお盆を置いた


「飲むんだ、ヒョクチェ。風邪を引いてるだろう。」


「…ん。」


なんで分かるの?という目でシウォンを見ながら、湯気の上がる浴室で
更に温かい紅茶を口に運んだ。


「くしゃみしてたからね…。ジンジャーティーだよ。イチゴじゃなくて済まないな。」


「…っ。いてて」


「口に怪我してるのか?傷口を避けて飲める?」


シウォンは心配そうに浴槽の傍に屈んで、紅茶を飲むヒョクチェを眺める。

初めて会ったときみたいに、綺麗に整えてあったであろう髪が崩れて
前髪がさらりと落ちて顔にかかっている。

綺麗な男だ、とヒョクチェは改めて思った。
別世界の、人間みたいだ。


一口、二口紅茶を啜ってカップを置いたヒョクチェの顔に、愛おしそうに…
まるで宝物を扱うみたいに、シウォンはおずおずと手を伸ばし頬を撫でた。


もう、こうやってまるで恋人みたいに触れられる事に、俺は抵抗を感じない。


それよりも、紅茶を飲んだからなのか、触れられた箇所がどんどん熱くなって
鼓動がどんどん早くなってきて、ヒョクチェはきゅっと目を瞑る。



「大丈夫だ。何もしないから。」



シウォンの、優しい声を聞いて、ヒョクチェははっとする。


「そういう意味じゃない。」


「…?」


シウォンは、少し困った顔で手を引っ込めて、笑った。


「君はまるで猫だ。」


「ねこ?」


「少し懐いたかと思えばいなくなる。いなくなったと思えば行き倒れてる。」


「…。」


「無理矢理連れ戻して、少し落ち着いたかと思えば、今度は怯える。」


「そっか…俺、野良猫かな。」


「…懐いてる自覚はあるのか?」


シウォンは、一度浴室を出て行こうと立ち上がったが、またヒョクチェの
傍らへとかがみ込む。


ヒョクチェは、言葉に詰まって浴槽の中で後ずさりする。


「毛が逆立ったな。」


シウォンが美しい口角を吊り上げて、にやりと笑う。


ヒョクチェは心底嫌そうな顔をして、言い放った。


「懐くもんか。あんた、昼間、俺を置いてっただろ…お金なんか残して。」


シウォンは、はっとした顔をして、一瞬フリーズするとなんだか色んな表情が
入り交じって、結局、笑った。
それも、おかしくて吹き出したという調子で。


「っ!!!なんだよ!あんな事しといて、戻って来て…どういうつもりだよ!」


「ヒョクチェ、あれは、違う。」


まだ、シウォンの笑いは止まらなかった。


「なんだよ、何が…」


「あれはベルボーイへのチップだ。っくく…」


「え」


ヒョクチェは、驚いて目が点になる。


「君をあんなはした金で俺が買うと思ったのか!」


「…まじで言ってる?」


「勿論だ。君を男娼扱いするくらいだったら、俺がサテンのドレスでも着て
街角に立った方がマシだ!」


「あーーーなにそれ。俺ただのバカじゃん」


「いや、素敵だ。可愛いよヒョクチェ。」


まだクスクスと笑い続けるシウォンの顔を見て、普段なら拗ねてしまう所だが
今回は違った。

ヒョクチェを襲ったのは、安堵感の塊だった。


「笑うのやめろ」

ヒョクチェは、意を決した様な顔をしてそう言い切ると、湯船から立ち上がる。


「もう温まった?」

シウォンが愛おしげに尋ねてくる。


「もう熱くて限界。」

「OK。

シウォンがバスタオルを広げて、洗面台の脇でヒョクチェを待つ。


「ありがと。」


ヒョクチェは、心の中の何かが溶け出しそうになるのを感じた。


そうして、まるで飼い猫みたいに体を拭いて貰い終わると、シウォンの
温かい、大きな体にそっと腕を回す。



「…ヒョクチェ?」


「本当にありがとう、シウォン。」


「こうやって慰めてくれて、何も聞かないでくれて。感謝してる。」


「…いいんだ。」


「…服、着る。」


「俺ので良いかい?」


「あ、そうだった。うん。貸して。」



シウォンの持って来てくれた(サイズが大きくて)ゆるめの服を身に付けると
ヒョクチェはシウォンの待つ、朝一緒に食事をした部屋へと向かう。



シウォンは、窓辺のティーテーブルではなくて、真ん中に配置されている
大きなソファにゆったりと腰を下ろし、外を眺めていた。



ちょっとだけ、遠めの距離から、ヒョクチェはシウォンを伺う。



自分を飼いならそうとしている、高貴なライオンの姿を、改めて注視した。



シウォンは、ヒョクチェに気が付いていて
敢えてまだ気付かない振りをしていた。

ヒョクチェのリズムを、尊重しようと。

慣れない猫に近づく時、動きを最小限に抑えながら、恐る恐る近づくように。
猫の方から近づいて来るときは、息を殺してじっと待つみたいに。


ヒョクチェは一歩、また一歩とシウォンに近づいて、難しい顔をしたまま
ボスッとシウォンの隣に座った。


シウォンは、嬉しそうに目を細めてちらりとヒョクチェを見る。


まだ、驚かしてはいけない。


傍に寄って来ても、撫でようとすると猫は逃げる。


ヒョクチェは、長いソファにゴロン、と横になり、端に座っていたシウォンの
背中とソファの間に足をズボッと突っ込んだ。


そしてもう片端の、ソファの腕置きに頭を載せると、シウォンが眺めるソウルの夜景を
夢を見る様な目で眺めた。



「…ドンヘが、居なくなった。」



「そうか。」



「うん。」



「好きだったのか。」



「…違う、と、思う。」



「そうか。」



「でも、死ぬ程大事な人。ドンヘが居なくなるくらいなら、俺が居なくなりたい。」



「駄目だ。」



「なんで。」



「帰ってくるからだよ。そういう事なら、ドンヘは俺が君の所に戻す。」



「え?」



「君の為なら、どんな手段を遣っても、全てを叶えてやる。」



「嘘だろ。」



「俺に出来ない事があると思うかい?」
シウォンが肩眉を上げて、俺が好きな、不敵な表情をして微笑んだ。



「…無さそう、に、見える。」



「それを信じるんだ。」
そう言ってシウォンはまた夜景に視線を戻す。



「なんか、ずるいぞ、シウォン。」



「そうか。ヒョクチェには分かるかい。」



「…。」



「君の為なら、世界だってプレゼントする。初めての愛なんだ。
これが俺のやり方だ。」



「ずるい。」



「抱かれたくなった?」



「うん。」



シウォンは、世界中の時計が止まったかと思った。
ゆっくりと、ヒョクチェに視線を戻す。



「今、何て言った?」



今度はヒョクチェが、不敵に笑う番だった。



「抱かれたい、って言った。」



シウォンの目が見開かれて、嬉しそうな、困った様な顔になる。




「信じないぞ。」



「そう思うなら…。まあ、自分の気持ちを信じたら良いと思うけど。」



「抱かない。」
シウォンが拗ねた様な顔をする。
ヒョクチェは、なんだか感動した。

この男でも、こんな子供の様な顔をするんだ。



「あっそ。」
ヒョクチェは、敢えてどうでもいいと言う風に、寝返りを打って顔を伏せた。



「ヒョクチェ。」



「何?」



「君が、好きだと言ってくれるまで、俺は待つ。」



シウォンがヒョクチェの足に縋り付くように、覆い被さる。



「その為なら、俺はずるくても、卑怯でも、どんな悪人にでもなるよ。」



「必要なら、君を傷つける事だって怖くない。それが君の為になるなら。」



「シウォン」



「だから今は抱かない。君は今傷ついてる…。
そんな時に抱いてもきっとただの慰めにしかならない。」



「…シウォン、ねえ。」



「何?」



「俺、すげー悲しいんだ、ほんとは…」
ヒョクチェの肩が、心無しか震えたように見えた。



シウォンは、手を伸ばしてヒョクチェの体を起こすと、腕を広げる。



「おいで。」



これ以上無い程に、美しい微笑みで。



ヒョクチェは、目の前が涙で曇って行き
美しい微笑みにブラーがかかっていくのを…夢の中に居るみたいに、感じた。



何の躊躇も無く、その胸の中にヒョクチェは体を投げ出すと
眠りがヒョクチェを支配するまで、泣き続けた。






To be continued...










※読者様からコメントを頂いたので、載せます!有り難うございました。
この回のシウォン、というかHappy Togetherのシウォンの心境。
Lovely Dayにぴったりなんです。
私がヘビロテしている、LiveでのLovely Day.
小説と合わせてお楽しみ下さい。






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