2013年1月21日月曜日

Happy Together vol.24








Happy Together vol.24



















————「彼が僕の/俺の全てなんだ」









外から、車のクラクションの音が聞こえる。



———何時?



時計の針は、15:00を指していて、ドンへは勢いづいてベッドから飛び起きた。

ズキン、と頭が痛む。

ああ、昨日はめちゃくちゃお酒飲んだんだった。

ソンミンが大学から帰って来て、今日は外に食べに行こうと誘われて
少し遠くの、小洒落たレストランまで出かけた。



「気分転換」
と、言って笑うソンミンはどんどんワインを空けていて
俺も負けてられないとビールとカクテルを、普段飲まないほど、飲んだ。


その後は急いでタクシーに乗ってソンミンのアパートに戻り
我慢の緒が切れたかのように、性急なセックスをした。


酒を飲んで、色々思い出したのがいけなかった。
お互いに。


どちらが始めたのかは分からなかったけれど。
凄く好きだったんだと、触れたくない部分に自らナイフを入れてしまった。


酒で熱くなった身体と裏腹に、急速に冷えて行く頭の芯。



「———ドンへを好きになりたかった。」



ソンミンはそう言った。
リョウクの所で俺を見ているうちに、そう思ったのだと。

一生懸命ヒョクチェだけを好きな俺が凄く羨ましくて、そういう風に
愛されたいとずっと思っていたと。


「好きになってよ。」


俺はへらっと笑って、そう言った。
その可愛い唇に舌を捩じ込んでやれば、どこまでも俺の名前を呼んで
求めてくれるソンミン。

心はここに無くたって、微笑んで名前を呼んでくれる優しいソンミン。

花のように可憐に、俺を利用して誰かを忘れようとしてるソンミン。


まだ、俺から離れないで。

———放っておきたくないのか、放っておかれたくないのかは
俺には、分からないけど。



「…どうしよう。」
つい一人なのに声に出てしまう。

今日こそ、ちゃんと外に出て、家に帰って色々整理しなきゃと思っていたのに。

ドンへはベッドに腰掛けて、髪をがしがしと掻き回した。


大きなこの街で、俺達が止まっていても周りの時間は動いて行く。


実際、兄からは「大丈夫だよ、たまにはゆっくりして来い」
そう、気遣うようなメールが来ていた。
いつも兄さんは、俺の気持ちを計ってなんとなく気を遣ってくれている。

父が亡くなってからは、俺が好きな事も出来ないでといつも心配していた。

そりゃあ、選べた筈の未来は、選べなかったかもしれないけど。
でも終わったわけじゃなくて。
問題ははそこじゃなくて。

ただ、俺が居なくても大丈夫なんだなと、胸にスッと風が通るような感じがした。

ヒョクチェの事も、同じように思った。
俺達の関係は終わったわけじゃなくて。
ただ俺が逃げて来てしまっただけで。

ただ…。

ただ。



車が乾いた道路を、エンジンを轟かせて駆け抜けて行く音が聞こえる。
小さく、近所の人達の話し声も聞こえた。

ソンミンに借りている、少しサイズの小さめな白いTシャツを撫で回して
ドンへは皺を整える。

脱ぎ捨てたデニムをそこらから探して身に付けると、出かける準備をした。
家に帰って今までの整理をするには、気力が足りない。


でもこのまま腐っているのも、もううんざりで。


ソンミンは、今日は遅くまで戻らない。


久しぶりに、リョウクやイェソンの顔が見たくなった。





玄関を開けて、久しぶりに外を眺めたような気分になる。

明るいうちは、そうだな、寝てた。



————蟻塚、又は、深海。


どこか暗い場所から、這い出たような。


————その暗い場所で、自分は、自分を顧みる事が出来た?


ドンへは、そんな事を考えて、アパートから外へと一歩踏み出す。















”15:37
イ・ドンへと思われる人物がアパートから出る姿を確認。”


一通のメールが、シウォンの元に送られたのも、その時だった。







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——23:00

チカ、と携帯の時間表示が一瞬光る。


ヒョクチェは、予定外の出来事に少し居心地が悪い気がした。



「ヒョクチェさん、時間大丈夫ですか…?」


ヒョクチェは、背後に先程とは違う光

———ネオンの安っぽい光を纏い隣りに座っている男に目を遣る。

ニヒルに笑いを浮かべた口元でこちらを見るキュヒョンは、本当に時間を
気にしてくれているようには見えなかった。


「…帰るって、さっき言ったけど…」


「やだなあ、本当に嫌なら…いつでも言って下さい。そんなに無理強いは
するつもりないですよ。」
キュヒョンはまた、ふっと不安にさせる笑みを浮かべる。


「や…別に、そこまで嫌じゃないけど、帰りが、ちょっと」

「まだ30分も立って無いじゃないですか?」

ヒョクチェは、キュヒョンの表情を伺った。

この男は、先程レッスンの帰り道に路地裏で出会ったばかりだ。

この男は、俺を知っているというけれど、俺はそう言われてみれば
知っているというか、見た事があるかもしれない。
…程度の物だった。


けど、何かの縁だと、そこらで軽く一杯やりませんか?と誘われて。

知ってる店があるからと言われ、のこのこついて来てしまったのだ。

俺を誘って何のメリットも無いだろうと思うと、不安感が少しずつ募る。

この街じゃ、悪い事考えてる奴らなんてゴロゴロ居るから。

でも、と。

ヒョクチェは自分の見た目を分析して、金を持ってるようにも見えなければ
貧乏そうな若者以外の何者にも見えず。

狙われる物は、なんにも無かった。

俺、金無いよ、というと、キュヒョンは笑って奢りますと言った。

断る理由も別に思いつかなくて、来てしまったのだけれど。

ヒョクチェは、もう一度伺うように上目遣いで尋ねた。


「なあ、なんか俺、居る意味ある…?」


キュヒョンは、この店に入ってから自分から全然喋らないのだった。

している事と言えば、俺をずっと見つめて来る。
穴があくかと思うほど。


なんだかどうしたら良いか分からずに、ヒョクチェはさっきの歌
知ってる、とか、バイトの帰りで、とか適当な事を話して場を繋いでいた。

それでも居心地は悪く、つい被った赤いニット帽から出た金髪を
指先で弄りながら出された飲み物をしきりに飲み続けていた。

勿論アルコールは飲めないので、甘いカクテル風のフルーツジュースを。


キュヒョンは、突然打って変わって、なんだか人なつこい笑みを
顔全体に浮かべた。


「すいません、なんか見蕩れちゃって。」

「は?」

「いや、白くて綺麗だなって思って。」

「はあ…そう…」
悪びれもせず人の外見の事を言及して来るキュヒョンに、ヒョクチェは少したじろぐ。

「…魅力的、ですね。」

「はあ!?」

「顔の作りが、とかそういうのじゃなくて雰囲気が。」

「ああ…そう…どうも…何かなんだろうそれ」

「好きな人の事、思い出してました。」

「似てるとか?」

「似てないですね。あなたよりもっと綺麗だ。」

「…ああそうですか!」
失礼なのかもうなんなのか分からなくて、ヒョクチェはため息をついて
ジュースを一気に飲み干す。

「俺、かえ」

「男なんです、その人」

「は」

「ついでに、振られたばかりなんです。」

「え…」

「どうしたら良いか分からない」
ガタン、とヒョクチェは立ちかけた椅子にもう一度腰を下ろす。

カウンター席なのに、誰も人がいない。

バーテンさえも、今は奥に引っ込んでしまっていて、奥のテーブル席に一人二人
人が居るようには見えた。


———キュヒョンの顔は、今は悲しそうに少し歪んでいる。

「分かったよ。聞くよ。話し相手が欲しかったんならそう言えば…」

「違う。」

「え?」

「あなたなら分かってくれるかと思って」

「何を…」
剣のような鋭い物言いで畳み掛けて来るキュヒョンに、ヒョクチェは
更に戸惑う。

何だ?

この男は一体

でも、考える暇を与えない速度でキュヒョンはヒョクチェの情報を更新して行く。

「ドンへさんの事が好きなんでしょう?」

「何?」

「付き合ってたんでしょう?」

「え、ちょっと待って」

「分かりますよ、あんなにいつも一緒に親密にしていて、バレないとでも…」

「違う」

「隠さなくたって、俺だって男が好きなんですよ」

「違うんだ俺はドンへじゃなくて、俺は、あ」

「…何です?」

「あ…」

ヒョクチェは、涙がポロリと自分の頬を伝うのを感じた。

「あ、ちょっと、ごめん、はっ馬鹿、俺」

「何なんですか!?泣いてるんですか?」

どうにか笑って誤摩化そうとするけれど、次から次へと涙がこぼれた。

「ごめ、なんか、ふはっ…」
止まらない涙はどうしようも無くて、両手で顔を覆って涙を隠す。

「すいませんでした。俺が悪いですね。謝ります…」

「違うんだ、えっと、俺は、ドンヘを好きなんじゃないんだ」

「分かりましたよ。」

ヒョクチェはニット帽をずるりと目の下まで下げて、ふちを握りしめると
カウンターに肘をつき、腰を落ち着けた。

「…っ。はぁ。ドンへを好きになりたいのに、駄目なんだ。」

「恋愛相談ですか。」

「お前もそのつもりだったんだろ、俺のも聞けよ」

「俺は違いますよ、本当の所、ただ貴方に色々言いたい事があっただけだ。」

「言いたい事?何。まあいいやあとで聞く。」

「貴方って…」
キュヒョンが、ため息をついてカウンターに肘をついた音が聞こえる。

「はあ、いいですよ。続けて。あ、マスター!ワイン、ボトルでお願いします」

「俺、飲まないからな。」

「飲むんですよ。飲め。」

「は?無理なもんは無理だよ。飲めないんだから。」
うっかり、ヒョクチェはまだ涙の溜まる目を出してキュヒョンを睨みつける。

キュヒョンははっと一瞥して笑うと、カウンターに向き直る。

しなびた年配の、バーテンの格好をしたマスターが
ドン、と音を立てて赤ワインのボトルと綺麗なグラスをキュヒョンの目の前に置いた。

そして、自分でついでと言うように顎でしゃくると、はいはい、と頷きながら
キュヒョンは手慣れた動きで綺麗にワインをサーブしてくれる。

キュヒョンの長い指は、ボトルにとても映えて、ああ、綺麗な男なんだなと
再認識した。

バーテンはまた奥の部屋へと引っ込んでしまう。

店内には遠目から聞こえる談笑と、静かなジャズミュージック。

「いや。」

ヒョクチェは目の前に置かれたワイングラスを見て、頭を横に振った。

「飲んで。」

「いやだ。」

「…本音が、聞きたいんですよ。色々。」

「素面でも言える、し、言おうとしてた。」

「そんなんじゃないんですよ。俺が聞きたいのは。あんたが話したいと
思う事じゃなくて、話したくない事も聞きたいんですよ。」

「なあ、お前、一体———…」

言いかけると同時にキュヒョンはグラスを口に運び、半分ほどを口に含むと
そのままヒョクチェのパーカーのフードを掴み引き寄せて。

ヒョクチェの唇に、ワインを注ぎ込んだ。


「あっ …う」


油断した隙に、その長い指で後頭部を支えられると首を倒され
どんどんワインを注ぎ込まれる。


「んっ ぁ…ぐっ…」

ゴポゴポと音を立て、飲み下すしか無い渋い液体をヒョクチェは飲み下す。

「はぁっ!!!」

キュヒョンが口を離した隙に、大きく息をついて抵抗しようとする。
けれどヒョクチェの身体を大きな目眩が襲って——

その間に、またキュヒョンが口に含んだワインをもう一度
ヒョクチェの唇に注ぎ込んだ。

「…ん…ぁ…」

先程の、飲む事を抵抗した際に息苦しかった事を身体が覚えていて
今度は少しだけ、簡単にその液体を流し込まれてしまう。

「ぁ…はぁ…ん」

そのまま、合わさった唇は離される事無く、咥内を長い舌で嬲られた。
優しく歯列をなぞられ、強く舌を吸われるとヒョクチェはつい反応して
舌を絡ませてしまう。

「ん…ん…あ、ちょ…ぁ」

きつく抑えられた首筋の力が少し緩められると、キュヒョンは唇を離し
笑った。

もう、柔らかな笑みで本性を隠す事は無く。

悪戯で、皮肉な笑みを満面にたたえて。

「あんたの唇、結構柔らかいね。」

「っは…お前…ほんと一体…」

「…今夜ゆっくり、その話をしませんか?」

くらりと、ヒョクチェの体中に電流が走ったように麻痺が訪れる。



————初めてまともに飲んだお酒の味は。



苦くて、どこか甘くて、混乱の香りに満ちていた。






To be continued....





※お待たせしました、キュヒョンの本領発揮!!
楽しいですね、キュヒョンを書くのは!
大変満足です。

ちなみにひょっ君の今日のfashionは、BIC4の赤いニット帽で眼鏡の
あのスタイルを思い描いて書きました^^

ちなみに、ヒョクチェさんの涙は…
他人から見て、そう見えるんだな、と。
俺はドンへに酷い事してたな、という涙と、もう一つ。意味が。
他愛も無いですけれど。

皆さん、続きお楽しみに。

そろそろ、裏かな…








8 件のコメント:

  1. ギュ、かっけぇ・・・。
    悪いけど何だかかっこよく見えてしまいました。
    最近、リアルはかわいい姿ばかり見ているけれども
    悪いギュはかっこいいですね( ̄ー+ ̄)
    そろそろ裏?
    ウズウズ。。

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    1. >がみん様

      わーーん、コメント有り難うございます!!
      やっと身辺が落ち着いて来てまともに書けるようになってきました…
      年末からノロにかかって風邪引いてを繰り返してこのザマでしたTT
      昔のUPスピードに戻そうと足掻いていますよう

      そう、今回ギュ!!!
      キュヒョクもいいですよね…最近目覚めてきました…
      目覚めたらとことんかっこよく書きますよ…ふふふ…
      楽しみにしてて下さい!!
      もちろん裏です!!笑

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  2. ひやぁ・・冒頭のドンヘで胸を締め付けられています。
    苦しい・・・でもミン君の温もり手放せないよね。
    それがどんな種類のものか分かっていても・・・。

    そしてギュ。本領発揮?
    ヒョーク、ピンチだよ、ロックオンだよ・・・。

    続き・・・祈るように待っています。楽しみ!!

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    1. >ぶひひ様

      この二人の温かくて、心地よすぎる関係は現状の展開後も少し引きずる…かも…?
      だって、余りに小さな、気持ち良い幸せでしたから。

      ヘミンの一緒に居るときの、まるで小さな子供同士みたいな柔らかくてふわふわした雰囲気が
      私は大好きなのです////

      ギュwwww
      ぎゅったんはどこまでもアレでアレな子ですいません!
      この子は第二章でどんどん出します♥
      うぷぷぷ♥

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  3. 昨日ツイの方でこちらを教えて頂いたayumoです★

    まず言わせてください


    \Katieさんに出会えてよかったぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!/

    わたし普段は2次、夢を主に見ていてホモォだとキュミン最強。だと思っていましたが…みごとにウォンヒョクハマりました…((震))

    Katieさんの書かれる文が脳内で鮮明に想像されて鼻血出そうになるわ←泣いちゃうわ…HappyTogetherは更新分全て読みました♥


    その先が天国だとしても、誰もいない世界だとしても、俺はこの天使に縋りたい。
    この天使が、消えてしまおうとも、俺の心に残る最後の記憶が彼であるのなら
    それですら幸せに思えてしまうのだろうな。

    このシウォンの一文に心鷲掴みにされて…もう、脱力でした(早すぎ)

    ドンヘ告白シーンも辛すぎてドンペロ死んじゃうぅぅ。・゚・(ノД`)・゚・。て勝手に泣きましたw


    元々ヒョクペンですが(ペン歴浅いです><)新たな魅力を知れてとても興奮しております!!!!!
    他の短編、裏もこれからニヤニヤしながらみますね♥

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    1. >ayumo様

      わぁぁぁぁん
      こちらこそ出会って頂けて、ツイでも仲良くして頂いてほんとうに嬉しいです>///<
      ウォンヒョクは同志が本当に少ないので一人一人皆さん本当に愛しています…
      Welcome to wonhyuk love world♥♥

      是非Happy Together以外も読んでみて下さいねえ////

      シウォンさんはきっと現実でも猛スピードでヒョクチェに惹かれたと想うのです←
      あんな愛おしい目で、ずっと、ずっと、どんな時も見ていましたから。
      ヒョクも、少しずつその愛に侵されて行けば良いんだ。シウォンの事「一生抱いて行く」ってもう
      仰ってましたけどね。何故かシウォンの事だけ。

      元々他CPだったりCPじゃないペンの方から好きになったって言われると、もう目玉落ちそうに
      光栄です。。。
      本当に嬉しく想います。

      これからも、どうぞ宜しくお願い致します!!

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  4. Katieさんのキュヒョク、ヤバイです。悪いギュもなんでこんなに素敵なのか。
    23のギュが唄って誘うシーン、ローレライ? そんな感じで震えた。ヒョク、溺れちゃう。
    そんで、なぜか「似てないですね。あなたよりもっと綺麗だ。」が、好きです。

    ドンへを好きになってても、幸せではあったかもしれないね。でも、恋ってそういうもんじゃないしね・・・。
    ヒョク、苦しんで、世界で一番幸せになってね。

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    1. キュヒョクね、楽しいんですよ。
      キュヒョク実は凄く好きなんですよ。
      妄想としてしか見てないけど、ギュみたいな悪い子にまっすぐなひょくちゃんがあてられるとか
      もう、もうエロい香りしかしないから…!!!

      ギュの毒舌と皮肉は、ある種のエロス。
      気に入ったものはとことん彼の神聖、聖域だから。
      ヒョクちゃんがそんなとこに触れようものならけちゃんけちょんに虐げられておとされて!
      ああ、童貞的SとビッチなM…

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